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  初めての絶頂  





§§ 初めての絶頂 §§

「正直に言ってくださいね」
「はい」
「お尻、気持ち良くなってきました?」
「はい……」
「もっと、刺激して欲しいですか?」
「…… ……」
「姫様……? 答えてください」
「……はい……」
「では、失礼して」
 ニルさんは四つん這いの私の後ろに跪くと、手に薄いゴム手袋をはめて私のおま○こに触れた。
 改まって他人にソコに触れられるのは生まれて初めてだ。
「あっ!」
「あ、痛かったですか?」
「い、いえ、初めてなので驚いたのと恥ずかしいので、つい……」
「恥ずかしいですか?」
「もう、ここへ来てから死ぬほど恥ずかしいことばっかりです」
「そうでしょうね…… 指をぎりぎりまで入れますよ。処女膜破るわけにはいきませんけど」
 自分でも触れたことの無い体の中心を指で触れられる恐怖と羞恥。
「ひ、いやっ!」
「大丈夫ですよ」
 ニルさんの指は私のおま○この割れ目を何回かなぞって、膣の入り口付近に浅く潜った。
「ひっ!」
「ココ、中まで入れなくても、縁の感覚って、お尻と同じような感じでイイでしょ?」
「ひいいぃ〜〜」
 消え入りそうな悲鳴しか出ない。
「うんうん、ちゃんと処女膜に指1本分の穴がありますね。規定通りで良かったです」
「き、規定通りって?」
「ずっと使われ続けた装置の規定通りってことです。姫様は処女を守らなければなりませんが、最終的にはここに器具を突っ込まれて固定されちゃうんです」
「ひいいいいい!!」
「それなら処女膜程度の粘膜のヒダ1枚くらいどうってことないだろうと思われるでしょうが、今までの歴史の中で検証され尽くしてるんです。力を得る前に破瓜の痛みを経験すれば力を永久に失い、力を得た後で破瓜の痛みを経験すれば、もう貞操帯による抑制は効かないって」
「いやあああ! 突っ込まれるのいやですぅ!」
「アハハ、お尻に棒を突っ込まれたままで言っても、説得力ないですよ? その棒だってすんなり入ったでしょ? 膣を封印されちゃうのは手順全体の一番最後の方ですから、まだ心配しなくても大丈夫ですよ」
「うわぁああん! グス…… グス……」

「でもねぇ、処女ならまずコッチ中心ですかね」
 私の割れ目の奥を後ろから前へなぞり上げて、先端の小さな突起を引き起こす。
 とたんに、ビクン!と電撃が走ったように硬直した。
「はアンッ!!」
「アハ、いいですね。素直な反応で」
「そんな…… ンあんッ!!」
 一度探り当てられたら、何度も繰り返し指先で転がされる。
 折り畳まれ、四つ足にされている手足が恨めしい。
 自分でも好き勝手にこね回したい!

 ニルさんは続けて刺激する。
「んアアアッ!! ちょっと強いですぅ!」
「あ、申し訳ありません。でもイイ感じになってきましたね。こっちも、もう少し欲しくなったでしょ?」
 お尻に刺さった栓を揺する。
「そんなこと……」
「ウソ言ってもだめですよ、姫様。今ドロッと溢れましたよ」
「やあぁ!」
「ご希望通りにしますね」
 ニルさんは私のお尻に刺さっている栓に、再びゴムのポンプを繋ぐとゆっくり押し潰した。

 ―― シュッ ――

「はあっ! いやっ、ヘンになっちゃう!」
 すでにかなりの太さに膨らんでいる栓は、ポンプの空気1回だけですぐにお尻が反応する分だけ膨らむ。
「何を仰います姫様。まだ1回ですよ?」

 ―― シュッ ――

「ひいいいい!」

 ―― シュッ ――
 ―― シュッ ――
 ―― シュッ ――

「キャアアアアア!!!!」

 ミリッと音がして、もう裂けると思った。
 しかしその絶叫の裏には、裂ける瞬間に快感を極めたいという、今まで感じたことの無い激しい性欲の昂ぶりがあった。

 ニルさんがまた股の中心の突起をいじる。
「ウフフフ、姫様のクリトリス、意外に大きくて長そうで、感度良さそうですね」
「ク、クリトリスって?」
「この突起です、ほら」
「はうアッ!! き、きもちいい!」
「もっと口で言っていいですよ、『きもちいい』って。ほらっ、ほらっ!」
「キイイイ! きもちいい! きもちいいですっ!」
「こんどは優しく……」
 ニルさんの指が、トロトロの粘液をよくまぶし、優しいタッチでクリトリスの周囲をなぞり、爪にかかるかかからないくらいで、クンッとひっかく。
「ああ…… ああ…… ああ……」

 ハアッ、
 ハアッ、

 熱い呼吸がリズムに乗り、下半身から何かが絞り出すように昇ってくる。
 そっちに気を取られていたら、いきなりお尻のを膨らまされた。

 ―― シュッ ――
 ―― シュッ ――
 ―― シュッ ――
 ―― シュッ ――
 ―― シュッ ――
 ―― シュッ ――

「ギ!!!!!イイ!!」

 突然の限界を越えた刺激に、お尻がバラバラになる感覚を覚え、そのままクリトリス感覚の熱い波に乗って一瞬で激しい高みへ昇った。

「あ!」

 ギューーーーーンと全身が引き付けて、目の前が真っ白になる激しい快感の奔流に呑み込まれた。
 一瞬の大波をやっと乗り越えたと思ったら、さらにクリトリスをつま弾かれ、同じ高さの波が何度も押し寄せる。

 一撃目はうれしさで一杯。
 二撃目は戸惑いながら押し流され、
 三撃目は全身が砕け散る衝撃。

 おまけでミチミチに膨らんだお尻の栓を何回か揺すられたら、急に気が遠くなってジョーーッとおしっこを漏らし、そのまま倒れて気を失った。



§§ 犬からの解放 §§

 全身のものすごい痺れで目を覚ました。
 コンクリートの床に仰向けに寝ていたが、僅かに身を起こそうとすると、手足に電撃が走ったような痛みが起こり、起きるのを諦めて仰向けのまま脱力せざるを得なかった。

 手足にまるで感覚が無い。
 一瞬、肩から切断されてしまったのかと思ったが、横を向くとたしかにまだある。
 そうか……
 犬の格好から解放されて、しびれが切れたんだ。

 ブーンとかジーンとかザーッという、激しいノイズ擬音の似合う痛みが手足を襲う。
 ほんの僅かでも圧迫されると、ビリビリと激しい痛みが走る。
 なすすべもなくただ仰向けになって、寝ているしかできない。
 お尻にはまだ異物感があり、あの風船による拡張……調教……が続いている。

 『調教』という言葉を今初めて実感した。
 ある目的のために、動物を訓練したり動物の体を整えたりすることだ。
 私はおじさまの目的を達するために訓練されている生きた道具、……動物。
 その目的のため、性欲を操られるための準備としての、拡張、調教。
 まだまだ心は平気でも、体は確実に慣らされていっている。
 抵抗の少ない調教。
 ニルさんやユックさんの態度が、私の調教に抗う身構えを削いでいる。
 よく考えると恐ろしいことだ。
 無理矢理押し付けられるより、逃げ道を用意されて追い込まれる方が何倍も危険なんだ。
 その逃げ道に仕掛けられた、巧妙な調教の罠。
 罠と気づかず、どんどん改造されてゆく……

 果てしなく続くように思えた手足の痺れも、ようやく引いて来て、手足が温かくなってきた。
 恐る恐る腕を上げ、手を目の前で握ったり開いたりしてみる。
 強く握るとまだピリッとするけど、犬からやっと人間に戻った。

 ゴロリと横向きになる。
 手をお尻に回し、指先でそっとお尻の異物に触れる。
 硬い台座のような物に触れ、ポンプを繋いでいたと思われる突起も見つけた。
 太さが知りたくて、台座とお尻の肉の間に指を入れると、指先にベットリした感触があって、驚いて指を引っ込めた。
 引っ込めた指を見てみると、ネバネバしたものが絡みついていた。
 臭いを嗅ぐと、全く臭わなかったのでちょっと安心した。

 体が楽になったら、少し疲れがぶり返したようになって、そのままウトウトと居眠りをした。



§§ シャワー §§

 意味も無く悲しい夢を見て、涙が垂れたような気がして目を覚ました。

 そのまましばらくしたら戸が開いた。
「ひ〜め〜さ〜まっ! 起きてます?」
「……はい……」
「どうですかぁ? 気分は……」
「良くないです。ベタベタできもちわるいし……」
「少しサッパリしましょっか! 立てますーゥ?」
 軋む手をなんとか持ち上げると、ユックさんが掴んで引っ張ってくれた。
「よいしょぉお!」
「うんッ!」
 はずみをつけて起きたものの、ぐらっとよろけた。
「あぶなああい!」
 ガシッと抱き締められた。
 今気づいたが、首輪と手足の枷はそのままだった。

「こっちですよぉ〜」
 手を引かれ、暗い部屋の隅に移動する。
 そこは床のコンクリートが一段低くなって、大きな排水口がついていた。
「とりあえず、お尻のは一度抜きますね」
 ユックさんが私のお尻に刺さっている栓のバルブを操作すると、お尻の圧迫が軽くなり、ヌルンとウンチが出るように栓が抜けた。
「はああぁぁん!」
 その通過の感覚が最高にきもちいい。
 直後、後を追うようにボタボタと塊が垂れ落ちた。
「やぁああ!」
「平気ですよ、うんちじゃありません」
 少しだけホッとした。

 ユックさんが側の鉄の蓋を開けると、中からシャワーのついたホースが出てきた。
 ちょっと覗くと、中の水栓はお風呂のものにそっくりだったので、ちゃんと洗ってもらえそうな期待が持てて、少しホッとした。
「えーとぉ…… こうだっけ? あ、出た。姫様ぁ! 熱め? ぬるめ?」
「え? あ、えと…… ぬるめで……」
「はーい、そこ立ってください〜」
「あ、あの、これは?」
 首輪を指さす。
「んーとぉ、それはたっぷり油を吸ってるのでぇ、痛んだり縮んだりしませんからそのままで大丈夫ですよぉ〜 もちろん、枷の下は洗えないですゥ〜 そのくらいは我慢してくださいよぉ、奴隷でしょ?」
「あ、はい……」
 わかってはいるけれど『奴隷』という言葉にズキッと心が痛む。
 でも大丈夫。
 まだ心まで奴隷になったわけじゃないもん。

 流しの中に立つと、最初に車の中でアップに留めてもらったヘアピンを全部抜かれ、髪をほぐされた。
 そして、まるで洗車をするようにシャワーでお湯をかけられた。
「向こう向いてください〜」
 壁を向くと、背中からドバーッとかけられた。
 キュッと音がして、シャワーが止まる。
「こっち向いてくださーい」
 正面を向くと、ユックさんにポンプボトル式のボディーソープと柄の長いボディーブラシを渡された。
「シャンプーは無いので、髪もそれで」
「はい……」
 自分でチュッチュとボディーソープを出して、頭を髪の先までガシガシ洗い、そのまま体も洗う。
 背中もずっと痒かったので、ボディーブラシの刺激が心地よい。
 お尻の穴付近を洗おうとしたら、ボッコリ穴が開いたままで怖くなった。

「もういいですかぁ?」
「はい」
 頭から順番にシャワーを浴びせられ、全部流された。
「はいこれドーゾ」
「あ、どうも」
 バスタオルを渡されたので全身を拭いた。

「ありがとうございました。さっぱりしました」
「いーーえーー。ここに跪いてください」
「はい……」
 屈辱的なポーズで何をされるのかと思ったら、髪を生乾きのまま再びアップにまとめられた。
「これでヨシっと! 立って、これ着てくださいネー! お茶しましょ?」
「え?」
 質素な木綿のワンピースを渡されたので、下着も何もなしでサラッと着ると、ユックさんが背中のボタンを留めてくれた。

「では、行きますよ〜」
 まともな状態では二度と出られないだろうと覚悟を決めた分厚い鉄のドアを、いとも簡単に通って廊下に出た。








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